建設業の求人費用、年間いくらかかっていますか?
「求人を出すたびに数十万円が飛んでいく」「採用できてもすぐ辞める」「気づけば年間100万円以上を求人媒体に使っている」——建設会社の社長や採用担当者から、こういったお話を毎月のようにうかがいます。
建設業界において、求人媒体への掲載費用は1回あたり数万円〜数十万円が相場です。採用が決まらなければ何度も掲載を繰り返すことになり、年間を通じると100万円〜300万円以上のコストがかかっているケースも珍しくありません。
しかも、費用をかけて採用してもすぐに離職されてしまえば、また一から費用をかけ直しです。「採用コストをかけたくないけど、人は採らないといけない」——この矛盾した状況に悩んでいる経営者は、全国に無数にいます。
この記事では、建設業の求人費用を大幅に削減しながら、継続的に応募を集める方法を、私・久保田の実際の支援事例をもとにわかりやすくお伝えします。
なぜ建設業は求人費用が高くなりやすいのか
求人媒体に頼り続ける「負のループ」
多くの建設会社が求人媒体(Indeed・求人ボックス・dodaなど)に頼っている理由は、「他に方法を知らないから」というのが正直なところではないでしょうか。媒体に掲載すれば一定数の応募は来る。しかし費用が高い。そしてミスマッチも多い——この繰り返しで、気づかないうちに採用コストが膨らんでいます。
建設業は「ブランディング」が弱い
建設業界全体として、自社の魅力を外部に発信することが得意ではない会社が多いのが現状です。「きつい・汚い・危険」という昔ながらの3Kイメージが根強く残っており、若い世代から敬遠されやすい。しかし実際には、職人の技術・やりがい・職場の雰囲気は十分に魅力的なはずです。ただ、それが伝わっていないだけです。
採用単価が高い割に定着率が低い
求人媒体経由の応募者は、複数の求人を同時に見比べて「条件」で選んでいることが多いです。そのため、入社後に「思っていた会社と違う」となりやすく、早期離職につながりやすい傾向があります。採用単価が高くても定着しなければ、コストは積み重なる一方です。
この記事のポイント
- 建設業の求人費用は年間100万〜300万円以上になるケースも多く、削減が急務
- TikTok・InstagramなどSNSを活用すれば、求人媒体ゼロで継続的な応募獲得が可能
- 自社の魅力を動画で発信することで、ミスマッチが減り定着率も向上する
求人費用を削減する最も効果的な方法:SNS採用
TikTok・Instagramが建設業の採用を変える
近年、建設業界でもTikTokやInstagramを使った採用活動(SNS採用)が注目されています。自社の施工現場・職人の日常・社内の雰囲気をショート動画や写真で発信し、興味を持った求職者が直接問い合わせてくるという仕組みです。
最大のメリットは、掲載費用がかからないこと。運用を継続すれば継続するほど、フォロワーが増え、オーガニック(自然流入)で応募が来るようになります。媒体に頼らない採用チャネルを作れるため、長期的な求人費用の削減に直結します。
SNS採用が建設業に特に向いている理由
建設業はSNS採用との相性が非常に良い業種です。理由は明確で、「現場の映像・画像」がコンテンツとして非常に強いからです。
- 完成した建物・施工前後の比較動画は視聴者の興味を引きやすい
- 職人の技術を見せることで「かっこいい」「やってみたい」と感じてもらえる
- 社内の雰囲気・先輩・仲間を見せることで安心感を与えられる
- テキストでは伝わらない「職場のリアル」を動画で伝えられる
つまり、建設業はコンテンツの素材が現場にあふれている業種なのです。それを動画にして発信するだけで、求職者に「ここで働きたい」と思わせることができます。
求人媒体との決定的な違い
求人媒体は「今すぐ転職したい人」に向けた広告です。一方、SNSは「まだ転職を考えていない人」にもリーチできます。潜在的な求職者(=転職を意識し始めたばかりの層)を早期に自社ファンにできるため、競合他社より先に候補者を獲得できるのです。
実績事例:求人媒体ゼロで年間120応募を実現
建設会社での2年間の運用結果
私・久保田がご支援した建設会社の事例をご紹介します。当初、その会社は求人媒体に年間150万円以上をかけていましたが、採用がなかなかうまくいかない状況でした。
そこでTikTokを活用したSNS採用を提案し、運用を開始。現場の様子・職人インタビュー・仕事のやりがいを伝えるショート動画を継続的に投稿しました。結果として——
- 2年間の運用で年間120応募を獲得
- 20代の若手職人を20名採用に成功
- 求人媒体への出稿ゼロを実現
- 採用コストを大幅に削減しながら、定着率も向上
この結果が生まれた最大の理由は、動画を通じて「会社のリアル」が伝わるため、入社前後のミスマッチが大幅に減ったことです。応募してくれる方は「この会社で働きたい」と思って来てくれるので、定着率も自然と高くなりました。
配送会社でも3ヶ月で採用成功
建設業に限らず、ドライバー職でお悩みだった配送会社でも同様の取り組みを実施し、わずか3ヶ月で採用成功を実現しました。SNS採用の効果は、人手不足に悩む業種であれば幅広く発揮されます。
SNS採用は「資産」になる
求人媒体への掲載は、費用を払っている間だけ効果があります。しかしSNSのフォロワーやコンテンツの蓄積は、会社の「採用資産」として残り続けます。運用を続けるほど効果が積み上がり、長期的には求人費用の削減効果が雪だるま式に大きくなっていきます。
今すぐできる!建設業の求人費用削減ステップ
ステップ1:現場の動画撮影を始める
特別な機材は不要です。スマートフォンで現場の様子・職人の作業・完成した建物を撮影するだけで構いません。大切なのは「リアルさ」です。編集しすぎたきれいな映像より、現場のリアルな空気感が伝わる動画の方が、求職者には響きます。
ステップ2:アカウントを開設して継続投稿する
TikTokまたはInstagramのアカウントを開設し、週2〜3本のペースで継続投稿を目指しましょう。継続が最も重要です。すぐにフォロワーが増えなくても焦らず、3〜6ヶ月を目安に取り組むことで徐々に成果が見え始めます。
ステップ3:応募動線を整える
SNSのプロフィールに採用ページへのリンクを設置し、「一緒に働く仲間を募集中」といったメッセージを明示しておきましょう。動画を見て興味を持った方がスムーズに応募できる動線を作ることで、応募転換率が上がります。
これらのステップを自社で実施することも可能ですが、「何を発信すればいいかわからない」「運用する時間がない」という場合は、専門家に相談するのが最短ルートです。


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